実践の教育

大学の3つのポリシー

いわき短期大学は、建学の精神である儒学を根幹としつつ、地域文化ならびに幼児教育および社会福祉・児童福祉の向上に寄与する教育の基本方針として、「3つのポリシー」を制定しています。
アドミッションポリシー <入学者受入方針>
幼児教育コース
  • 本学の建学の精神・教育目的を理解し、本学で学びたいという強い意欲を持っている人
  • 子どもに愛情を持ち、保育者を目指して努力している人
  • 高等学校で履修した学習内容について理解し、主な科目の基本的な知識と学習経験を有している人
キャリアコース
  • 本学の建学の精神・教育方針を理解し、本学で学びたいという強い意欲を持っている人
  • 幼児教育をベースとした教育分野に興味を持ち、福祉や経済など地域の社会活動に関心を持っている人
  • 高等学校で履修した学習内容について理解し、主な科目の基本的な知識と学習経験を有している人
カリキュラムポリシー <教育課程実施方針>
幼児教育コース
  • 実習時期、科目の教授内容を念頭に置いた科目配列の順序性への配慮
  • クラスゼミなどによる少人数教育による個別化された教育
  • 実習事前事後指導の充実とその中での体験学習による実践力の向上
  • 履修カルテ作成による自己の課題の明確化と教職・保育実践演習での確認と補強
キャリアコース
  • 教養・専門科目を複合的・分野横断的に学び、専門的な学習に繋がる知識や技能と社会人基礎力(リテラシー・コンピテンシー)の習得
  • 少人数教育による個別・具体的な教育
  • 幼児教育に関連する免許・資格については、希望選択制
  • 卒業後の進路希望に応じた履修モデル提示とキャリア教育の実施
ディプロマポリシー <学位授与方針>
幼児教育コース
常に探究心に富み、相手の立場を考えられる公平な心を持ち、何事にも理性と責任を持ってあたれることを保育者の理念として、子ども一人ひとりの行動と、能力、心理を正しく洞察し、個性に応じて適切な指導と助言を与えることのできる幼稚園教諭及び保育士の養成を行っているが、社会人として、また家庭人としての円満な人格形成も目指している。 このため、建学の精神である儒学に関する教養科目や学科の特性を活かした専門科目の中から卒業のために必修の科目を設定して卒業認定し、地域社会に貢献できる人材育成を目指している。
幼児教育コースでは、62単位以上の単位修得と必修・免許資格等の要件を充たし、前述の学修成果を修得した学生に卒業を認定し学位を授与する。
キャリアコース
現代社会における多様な課題に対して多面的な視点から分析・解決する能力と相手の立場を考えられる公平な心を持ち、自らの人格を高めることのできる能力を身につける。このため、本学の建学の精神である儒学の教えを十分に理解し、教養科目や教育・福祉・経済に関する専門科目を複合的に学び、社会人として必要な知識・技能を有し地域に貢献できる人材育成を目指している。
キャリアコースでは、62単位以上の単位修得と必修等の要件を充たし、前述の学修成果を修得した学生に卒業を認定し学位を授与する。
アセスメントポリシー
いわき短期大学では、本学の教育課程が、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの3つのポリシーに基づき、適切に運用されることで、入学し卒業していく学生の将来の可能性を拡げるものになっているか、また地域の将来に貢献するものにとなっているかを不断に検証し、その改善のPDCAサイクルを進めるために、機関レベル(いわき短期大学全体)・教育課程レベル(学科)・科目レベル(個々の授業)のそれぞれにおいて、学生の学修成果を可視化し、本学の教育活動が適切に機能しているかを測定・評価するアセスメントのための仕組みを設けています。
本学のアセスメントについては、以下を原則としています。
  • それぞれのレベルにおいて、検証を行うこと
  • さまざまな直接評価・間接評価を適切に組み合わせ、多面的に評価すること
  • 非認知的能力についても適切に評価を行うこと
  • 多様な学生に対応できる評価を実施すること
  • 学生のメタ認知を促進するといった、評価の形成的側面を組み込んだ評価を行うこと
  • 以上の評価が適切に行えるように、学修の到達目標と評価方法、学修活動が対応する接続(アラインメント)を行うこと
  • それらの妥当性について常に検証・改良を進めるPDCAサイクルを各レベルで回すこと
  • PDCAサイクルを適切に回せているか、多様なステークホルダーの要請を満たせているか、外部の視点により検証を行うこと

これらを実現するために、別表1に示すかたちでアセスメント・プロセスの実装を行い、別表2に示す形でその検証・改良を行っていきます。